生活保護制度について

生活保護とは?

 憲法25条で定められている生存権を保障するものとして国が定めた制度です。生活に困った国民は、誰でも生活保護を利用することができます。

どんな場合に受けられるの?

国で定める最低生活費に満たない収入しかない場合に、その足りない部分が保護費として支給されます。

申請は個人でするの?

生活保護は原則として世帯単位で適用されます。一緒に住んでいるご家族全員で、生活保護が必要かどうかが判断されるのが通常です。

要件はあるの?

自分でできる努力はする必要があります。ただし、急迫状態であれば、要件を満たしていなくても保護を受けられる場合があります。

(1)働く能力を活用する
「まだ若いから保護が受けられません」と言われることがあるかもしれませんが、働く能力は、年齢だけで決まるものではありません。 また、仕事をしたくて求職活動しても仕事が見つけられなかったり、努力しても給料の多い仕事が得られない場合もあります。 このような場合は、相談してください。

(2)資産を活用する
処分しなければならない資産もありますが、保有が認められる資産もあります。

(3)年金や失業保険など利用できる制度は使う
こういった制度を利用して、生活保護基準以下の生活しかできないときは、原則として保護を利用することができます。